GETAMA GE290 ソファ カバー張替え

GETAMA GE290 ソファ カバー張替え

地域: 東京都
物件: 戸建て
製品: GETAMA(ゲタマ)
GE290 ソファ カバー張替え

画像①: 2018年にお納めしたGE290・3人掛けソファ、オークソープ仕上げ。張り地は当初からKvadrat Hallingdal 65 カラー番号0733ブルーでした。この張り地はフレデリシアのトリニダード・チェアのデザインで日本でも広く知られているナナ・ディッツェルがデザインした生地です。また、クッションは当初全てウレタンでしたが、2020年に2席分をダウン仕様に買い直しされました(左1席ウレタン・右2席ダウントップ仕様)。(※ダウントップクッションは、中芯にウレタンが使用され、それを包むカバーにフェザーが複数の部屋に別れて入っている構造です。)

この買い替えの理由は、ウレタンクッションに腰を下ろした時の最初の当たりに違和感を感じられ、特に冬の寒い時期には硬くなり事務所用のソファに座った感じさえする様子だったとのことからです。一方ダウントップの柔らかさには安堵感があり毎日長く座るソファとしてはダウントップが必須と判断された様です。ダウントップはお値段が高くなりますが、20年以上のお使いを考えればGE290ではダウントップがお勧めです。

画像②: 張り地カバーを剥がした状態です。ご覧頂けます様に、製品としての在り様は全く異なります。ウレタンクッションの場合はウレタンに網の様な薄いレース状のカバーが掛かっているだけです。

画像③④: このレースカバーはこれらの画像2枚の様に簡単に破れ、ウレタンそのものがむき出しになります。一方、ダウントップではウレタンはダウンの入った布カバーで包まれており、構造体としてもしっかりとしております。

画像⑤⑥: 張り地の交換に際して、このGE290のクッション・カバーの取り外しは意外と難敵で、簡単ではありませんでした。非常にタイトで慎重に行わないと裂ける心配をしながらの作業でした。工場では機械を使っての脱着作業かと思われます。また、ファスナーのスライダーの引手も生地を痛めない様にしっかりとテープ側に納まっておりますので、画像⑥の様にペーパクリップを引手の穴に入れてお使いになるのもお勧めです。

画像⑦: 今年2024年初めに、張り地を当初の無地から、もっとデンマークらしい色・柄のものは無いかとご相談を頂きました。以前お使いのKvadratの生地は無地系のものが多く、代わって1970年代から続くストライプや柄ものを念頭にDanish Art WeavingやKjellerup Vaeveri(ケアロップヴァヴェリ)をご提案、その中で今回お選びになった張り地はKjellerup Vaeveri(ケアロップヴァヴェリ)の100%ウールのThe Horse Blanketでした。オフホワイトのベースに4ミリ幅のブルーとダークグレーの線が縦横に走り非常に新鮮な印象でした。現在は未使用の為、パンパンな状態ですが1週間も経つと落着き、良い張り加減になります。唯、この様なストライブの張り地を使う場合の留意点は、ライン(線)合わせをしっかりと整えないとラインが波を打った様になることです。

この交換に依って、リビング空間は明るくなり春から夏に向けての季節に気持ちがリフレッシュされるとおっしゃっていました。叉、従来のKvadratの張り地は秋冬用としてその季節に交換される様です。その際は、交換作業のお手伝いにお伺い致します。

弊社では、既にお使いのGETAMA商品だけでなく新しくお買い求められる場合でも、GETAMAの標準仕様の張り地のみならずデンマーク製の他社の生地もご案内申し上げますので、お気軽にお問合せ下さい。


Kvadrat:
https://www.kvadrat.dk/ja
Danish Art Weaving:
https://danishartweaving.com/
Kjellerup Vaeveri:
https://kjellerup-vaeveri.dk/
Gabriel:
https://www.gabriel.dk/en/?frontpage
Svensson:
https://www.ludvigsvensson.com/en/interior-textiles/


(納品 : 2024年3月26日)