「Molteni & C」カテゴリーアーカイブ

作業員：3名
作業時間：1時間
今回の納品で設置したのは、Molteni&Cの「D.655.2」キャビネットです。20世紀を代表する建築家でありデザイナーであるジオ・ポンティが手掛けた作品で、彼のユニークなデザイン哲学が見事に体現されています。

「D.655.2」は、ジオ・ポンティが1950年代にデザインしたオリジナルのキャビネットを現代に再現したもので、その特徴的な引き出しのレイアウトと色使いが目を引きます。このキャビネットは、4種の異なる木材とカラフルな引き出しのフロントが組み合わされており、ポンティの遊び心と独創性が感じられるデザインです。彼は、機能性と芸術性を融合させることを得意とし、この作品もその典型例と言えるでしょう。

製品は脚部のみ別梱包で後から取り付ける仕様になっていました。真鍮で作られた4本の脚部は製品に直接木ネジを打って固定します。慣れているとは言え、新品の家具・作品に木ネジを打つのは毎回少し緊張します。

設置後、キャビネットが部屋に完璧に調和している様子を見て、私たちも非常に満足しました。キャビネットの独特なデザインは、コンクリートの壁面と見事にマッチし、シンプルながらも力強い存在感を放っています。また、収納機能も非常に優れており、日常使いにも適しています。

お客様もその仕上がりに非常に満足され、ジオ・ポンティのデザインの魅力を再認識されていました。この「D.655.2」は、単なる収納家具ではなく、インテリアの中心となるアートピースとして、これからの生活に彩りを加えてくれることでしょう。

このような貴重な作品をお届けできることに感謝し、今後も最高の品質とサービスを提供していきたいと改めて感じました。

(納品 : 2024年6月25日)

作業員：合計3名
作業時間：トータル約1時間
Molteni&Cの「ARC」テーブルを納品しました。

脚部は専用のカートンでしっかりと梱包され、ガラス天板は木枠梱包されており、無事に運搬されるよう細心の注意が払われています。これは、海外からの長距離輸送において、ダメージを受けるリスクを最小限に抑えるための重要なステップです。

脚部の重量が重く、また形状が特殊なため、お部屋への搬入は繊細な作業になります。玄関、ダイニングの入り口ドア共に開口は約80cm程度ありましたが、横にした状態で空中に持ち上げて、微妙に角度を変えて入れていきます。

脚部へガラス天板を載せて、3か所を付属のネジで固定します。「ARC」を納品する際に最も気を付けなければならないのがこの「ネジ」での固定です。付属のネジは強く締めるとネジ穴がつぶれやすく、力の入れ具合が非常に難しい作業です。

過去の経験が役立ち、今回は全く問題なくネジでの固定も完了しました。

(納品 : 2024年4月15日)