今年も、弊社IL DESIGN(イル デザイン)のプレゼンテーションプレイスがございます五反田の東京デザインセンターにも桜の季節がやってまいりました。東京では寒の戻りがあり例年より少し遅めの開花でしたが、先週末の暖かさで一気に満開になったところが多く、このデザインセンターの桜も今が見ごろです。お近くに来られた際には是非ご覧になられてはいかがでしょうか。

昨晩、2024年4月7日(日)午後10時から放映されたNHK Special「Last Days 坂本龍一 最期の日々」の番組にて、坂本龍一さんの2020年からお亡くなりになる昨年2023年3月28日前日までの日常生活と日々の気持ちの葛藤が実写と本人のメモ書きで綴られ、仕事、家族、高橋幸宏さんなど仲間に向き合う誠実な生き方に深く感銘を受けました。

そんな中で、当時のニューヨークの自宅の居間には弊社でも取り扱い、幾度となく沢山のお客様に納品して参りましたデンマークHans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)デザイン、PP Møbler(ピーピーモブラー)製作のpp19 Papa Bear Chair(ベア・チェア)とそのオットマンpp120が、坂本さんの多くの写真で見受けられる黒い服装と同じ様に黒の革張りで置かれており、その人坂本龍一さんとの姿が目に浮かんでまいりました。とても穏やかな1時間でした。

NHK Special「Last Days 坂本龍一 最期の日々」ページ
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/9L46Y89MGL/

pp19 Papa Bear Chair: 1951年巨匠Hans J. Wegner (ハンス J. ウェグナー)によるデザイン。ある評論家がアームレストを「後ろから抱きしめる大きなクマの手」と呼んだことから付けられたそうです。実際に座ってみると、自分が子熊になり、うしろから大きなお父さん熊に包まれているかのような安心感がございます。誰よりもウェグナー自身が、その座り心地を気に入り、最晩年、自ら入居する老人ホームに連れて行った唯一のチェアがこのベアチェアであったといわれています。

IL DESIGN ONLINE pp19 Papa Bear Chair ページ
https://www.shop.italia-kagu.com/product-page/pp-mobler-pp19-papa-bear-chair-standard-fabric