大階段ガレリアの馬の彫刻(ミンモ・パラディノ)
本年も皆さまの温かいご支援のおかげで、ヨーロッパのデザイン性豊かで最高品質の商品をご提供し続けることが出来ました。心より厚く御礼を申し上げます。2022年は初頭より世界的に困難な情勢の中においても、徐々に行動の制限が解放され、国々の行き来もしやすくなって参りました。イタリアでは、今年第60回を迎えたミラノサローネ国際家具見本市がライブイベントとして復活したことも嬉しいニュースでした。そして早速、新年2023年の日程も決定したとのお知らせがミラノサローネ事務局から舞い込んできました。第61回Salone del Mobile.Milano(ミラノサローネ国際家具見本市)は2023年4月18日から23日まで、ロー・フィエラミラノで開催されます。弊社でも社員が参加の予定です。展示レイアウトを一新し、更なる進化を目撃できそうなミラノサローネ、皆様も是非ご参加ください!
新年もより一層心を込めて上質なインテリアを皆様にご紹介致します。新年の営業は1月5日(木)からです。今後ともどうぞご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
年末年始休業期間: 2022年12月29日(木) ~ 2023年1月4日(水)まで
本年も皆さまの温かいご支援のおかげで、ヨーロッパのデザイン性豊かで最高品質の商品をご提供し続けることが出来ました。心より厚く御礼を申し上げます。
2022年は初頭より世界的に困難な情勢の中においても、徐々に行動の制限が解放され、国々の行き来もしやすくなって参りました。イタリアでは、今年第60回を迎えたミラノサローネ国際家具見本市がライブイベントとして復活したことも嬉しいニュースでした。そして早速、新年2023年の日程も決定したとのお知らせがミラノサローネ事務局から舞い込んできました。第61回Salone del Mobile.Milano(ミラノサローネ国際家具見本市)は2023年4月18日から23日まで、ロー・フィエラミラノで開催されます。弊社でも社員が参加の予定です。展示レイアウトを一新し、更なる進化を目撃できそうなミラノサローネ、皆様も是非ご参加ください!
新年もより一層心を込めて上質なインテリアを皆様にご紹介致します。新年の営業は1月5日(木)からです。今後ともどうぞご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
年末年始休業期間: 2022年12月29日(木) ~ 2023年1月4日(水)まで
「Differences unite us 個性は我々を結び合う」at スペイン大使館
「Differences unite us
個性は我々を結び合う」
at スペイン大使館 参加レポート
https://www.point1920.com/
木の質感が本当に素晴らしかったです。アウトドアですが、インドアでもきっと活躍しそうなテーブルとチェアでした。POINT.(ポイント)はスペインのデザインのアンバサダーで、屋外用家具のリーディングブランドだそうです。
“Caddie Collection – DINING ARMCHAIR”
https://www.point1920.com/
木の質感が本当に素晴らしかったです。アウトドアですが、インドアでもきっと活躍しそうなテーブルとチェアでした。POINT.(ポイント)はスペインのデザインのアンバサダーで、屋外用家具のリーディングブランドだそうです。
GAN Rugs (ラグ)
https://www.gan-rugs.com/
つい何度も触ってしまったほど、その質感・量感、色、どれもが魅力的なラグでした。ラグとセットで置かれているプーフのカバーも良い厚みで、茶色のカバーは上質なカウチンセーターのようでした。リバーシブルのものもあるそうです。GAN(ガン)ラグは一点一点手作りで、伝統の職人技術を用いて最新のデザインに落とし込んで進化させてゆくことを目的としているとのこと。
LZF Lamps (照明器具)
https://lzf-lamps.com/
ガラスと木の色合いが特徴的で、大胆ですが派手過ぎず、日本の環境にもとても相性がよさそうに見えました。照明器具のブランド、LZF Lampsは、天然木のベニヤと手吹きホウケイ酸ガラスを使用してスペインのバレンシアで熟練した職人によって手作りされているそうです。35以上の国内および国際的デザイン賞を受賞しているとのこと。
https://www.gan-rugs.com/
つい何度も触ってしまったほど、その質感・量感、色、どれもが魅力的なラグでした。ラグとセットで置かれているプーフのカバーも良い厚みで、茶色のカバーは上質なカウチンセーターのようでした。リバーシブルのものもあるそうです。GAN(ガン)ラグは一点一点手作りで、伝統の職人技術を用いて最新のデザインに落とし込んで進化させてゆくことを目的としているとのこと。LZF Lamps (照明器具)
https://lzf-lamps.com/
ガラスと木の色合いが特徴的で、大胆ですが派手過ぎず、日本の環境にもとても相性がよさそうに見えました。照明器具のブランド、LZF Lampsは、天然木のベニヤと手吹きホウケイ酸ガラスを使用してスペインのバレンシアで熟練した職人によって手作りされているそうです。35以上の国内および国際的デザイン賞を受賞しているとのこと。
https://potteryproject.com/
手前の、ふわりと浮かんだようなランプ”SpongeUp”にかなり惹かれてしまいました。こちらは伝統的な技法で作られた手作りのセラミックペンダントライトとのこと。懐かしいというか和の雰囲気も合わせ持つような上品な雰囲気が魅力でした。奥にある白いテーブルランプ”Terra”は粘土という素材への賛辞を表したランプとのこと。POTT(ポット)は特別、「人の手」によるデザインを大事に考えている会社のようです。今回の展示の中で、特に日本と融和性が高いと感じた会社でした。
https://potteryproject.com/
手前の、ふわりと浮かんだようなランプ”SpongeUp”にかなり惹かれてしまいました。こちらは伝統的な技法で作られた手作りのセラミックペンダントライトとのこと。懐かしいというか和の雰囲気も合わせ持つような上品な雰囲気が魅力でした。奥にある白いテーブルランプ”Terra”は粘土という素材への賛辞を表したランプとのこと。POTT(ポット)は特別、「人の手」によるデザインを大事に考えている会社のようです。今回の展示の中で、特に日本と融和性が高いと感じた会社でした。
当日行われたセミナーでは、世界中で活躍しスペインと日本の架け橋となっている建築家・デザイナーの方々が、”違い”があることで、新しい結びつきが生まれ、新しいものを生み出す、というテーマでお話をされました。展示会キュレーターでありスペイン人建築士・デザイナーのアルベルト・ガルシアさん(ディー・サイン)は東日本大震災の後の復興の様子をつぶさに見ることで、揺れに強い建築を日本から学んだというお話を。スペイン人のナタリア・サンツさんと日本人の山村健さんのデザイナー・建築家のご夫婦(YSLA Architects)は、日本とスペインとの”内”と”外”の間にある「中間領域」の使い方の違いからヒントを得たデザインを紹介してくれました。
対談のコーナーでは、倉本仁さん(ジンクラモトスタジオ)の「日本の家屋において襖や障子などの「儚いモノ」で空間を区切る方法は”信用”の証かもしれない」というお話や、山中祐一郎さん(S.O.Y.建築環境研究所)が絵本作家のレオ・レオニの言葉「大木はたった一粒の小さな種のゆっくりした爆発だ」を挙げて、「最初頭の中で考えていただけのことが最後には大きな実物となり、手で触ることが出来てしまう、という意味では、建築は芸術ではないけれど”魔法”かもしれない。」とお話されたことが印象的でした。チェーンの連なりで出来ているメタルカーテンを使って空間を区切るデザイン等を手掛けているスペイン人のダビド・ミントンさん、ゴルカ・ベイティア-サランドナさん(隈研吾建築都市設計事務所)が話された、「スペインの建築はまず技巧(テクニック)重視。日本はプロセスの中で考えていく。コンセプト重視だと思う。」との言葉も、ガウディのイメージからかスペインというと=激情&アート、という感覚的なイメージを思い描いていた私には目からウロコでした。そこから、ピカソの非常な技巧の高さについても思い至りました。
当日行われたセミナーでは、世界中で活躍しスペインと日本の架け橋となっている建築家・デザイナーの方々が、”違い”があることで、新しい結びつきが生まれ、新しいものを生み出す、というテーマでお話をされました。展示会キュレーターでありスペイン人建築士・デザイナーのアルベルト・ガルシアさん(ディー・サイン)は東日本大震災の後の復興の様子をつぶさに見ることで、揺れに強い建築を日本から学んだというお話を。スペイン人のナタリア・サンツさんと日本人の山村健さんのデザイナー・建築家のご夫婦(YSLA Architects)は、日本とスペインとの”内”と”外”の間にある「中間領域」の使い方の違いからヒントを得たデザインを紹介してくれました。
対談のコーナーでは、倉本仁さん(ジンクラモトスタジオ)の「日本の家屋において襖や障子などの「儚いモノ」で空間を区切る方法は”信用”の証かもしれない」というお話や、山中祐一郎さん(S.O.Y.建築環境研究所)が絵本作家のレオ・レオニの言葉「大木はたった一粒の小さな種のゆっくりした爆発だ」を挙げて、「最初頭の中で考えていただけのことが最後には大きな実物となり、手で触ることが出来てしまう、という意味では、建築は芸術ではないけれど”魔法”かもしれない。」とお話されたことが印象的でした。チェーンの連なりで出来ているメタルカーテンを使って空間を区切るデザイン等を手掛けているスペイン人のダビド・ミントンさん、ゴルカ・ベイティア-サランドナさん(隈研吾建築都市設計事務所)が話された、「スペインの建築はまず技巧(テクニック)重視。日本はプロセスの中で考えていく。コンセプト重視だと思う。」との言葉も、ガウディのイメージからかスペインというと=激情&アート、という感覚的なイメージを思い描いていた私には目からウロコでした。そこから、ピカソの非常な技巧の高さについても思い至りました。
“Differences unite us”
スペインは”個”がまずありきで”公共”に向かって取り組む、それに対して日本は先に”公共(環境)”がありきで、そこから”個”に立ち返って考える、という方向性についてのお話からも、”違い”を感じられる両国ですが、コロナ禍を経た建築や暮らしの変化について、”以前は個々が遮断するところがあったが、コロナ以降は外の空間を積極的に使えるように、開放的になってきた”、”コロナ禍で仕事の仕方が短時間で劇的に大きく変わった、これからもっと「外」に拓けていくはず”と語り合う両国の方々のお話や、最初にご紹介した展示作品達を観るに、両国はアプローチの仕方は異なるかもしれないけれど、辿り着く場所が似ているかもしれない、と感じました。スペインのデザインやインテリアに触れることは我々にとって新しいデザインエリアとの出会いでした。新年には具体的に皆様にご紹介できるように研究・勉強をしてゆきたく思っております。
― 展示会&セミナー情報 ―
「Differences unite us 個性は我々を結び合う」
2022年11月30日~12月2日
スペイン大使館B1階展示室&セミナーホールにて
主催:スペイン貿易投資庁ICEX、スペイン大使館経済商務部
“Differences unite us”
スペインは”個”がまずありきで”公共”に向かって取り組む、それに対して日本は先に”公共(環境)”がありきで、そこから”個”に立ち返って考える、という方向性についてのお話からも、”違い”を感じられる両国ですが、コロナ禍を経た建築や暮らしの変化について、”以前は個々が遮断するところがあったが、コロナ以降は外の空間を積極的に使えるように、開放的になってきた”、”コロナ禍で仕事の仕方が短時間で劇的に大きく変わった、これからもっと「外」に拓けていくはず”と語り合う両国の方々のお話や、最初にご紹介した展示作品達を観るに、両国はアプローチの仕方は異なるかもしれないけれど、辿り着く場所が似ているかもしれない、と感じました。スペインのデザインやインテリアに触れることは我々にとって新しいデザインエリアとの出会いでした。新年には具体的に皆様にご紹介できるように研究・勉強をしてゆきたく思っております。
― 展示会&セミナー情報 ―
「Differences unite us 個性は我々を結び合う」
2022年11月30日~12月2日
スペイン大使館B1階展示室&セミナーホールにて
主催:スペイン貿易投資庁ICEX、スペイン大使館経済商務部
本日のイベントのキービジュアル。