東京都美術館 企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」レポート
フィン・ユールというデザイナーの作った椅子を久しぶりに見て、その柔らかなラインと色のハーモニーに、美しい景色を見た時のような感覚を感じました。そして、このデザイナーの存在や、これらの芸術品としかいいようのない作品が生まれた背景を知りたくなりました。今、東京都美術館で開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子」展は、それに十分に応えてくれる、非常に価値ある展覧会です。本日は内覧会での体験をお伝えします。ご興味が湧かれましたら是非本展覧会に実際に足をお運びくださることをお勧めしたいと思います。
東京都美術館 企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」レポート
フィン・ユールというデザイナーの作った椅子を久しぶりに見て、その柔らかなラインと色のハーモニーに、美しい景色を見た時のような感覚を感じました。そして、このデザイナーの存在や、これらの芸術品としかいいようのない作品が生まれた背景を知りたくなりました。今、東京都美術館で開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子」展は、それに十分に応えてくれる、非常に価値ある展覧会です。本日は内覧会での体験をお伝えします。ご興味が湧かれましたら是非本展覧会に実際に足をお運びくださることをお勧めしたいと思います。
フィン・ユール "イージーチェア No.45" (1945)、"グローヴキャビネット" (1961) 織田コレクション
フィン・ユール “イージーチェア No.45″ (1945)、”グローヴキャビネット” (1961) 織田コレクション
フィン・ユール "イージーチェア No.45" (1945)、"グローヴキャビネット" (1961) 織田コレクション
フィン・ユール “イージーチェア No.45” (1945)、
“グローヴキャビネット” (1961) 織田コレクション
“The beginnings of Danish design”
展覧会は3つの章で編成されており、会場に入るとまずはデンマーク家具デザインの父と言われるコーア・クリントの家具、そしてクリントに学んだ数々の名デザイナー達のチェアが並ぶ第1章にいざなわれます。王立芸術アカデミーの家具コースで責任者も担っていたコーア・クリントは、過去の作品を再評価した上で彫刻や装飾を排除した単純化を提唱、そして機能美を追求したデザインを確立します。
“The beginnings of
Danish design”
展覧会は3つの章で編成されており、会場に入るとまずはデンマーク家具デザインの父と言われるコーア・クリントの家具、そしてクリントに学んだ数々の名デザイナー達のチェアが並ぶ第1章にいざなわれます。王立芸術アカデミーの家具コースで責任者も担っていたコーア・クリントは、過去の作品を再評価した上で彫刻や装飾を排除した単純化を提唱、そして機能美を追求したデザインを確立します。
コーア・クリント "フォーボーチェア" 1914 織田コレクション
コーア・クリント “フォーボーチェア” 1914
織田コレクション
ボーエ・モーエンセン "J39" (1944) 等 織田コレクション
ボーエ・モーエンセン “J39” (1944) 等
織田コレクション
ハンス J. ウェグナー "ベアチェア"(1951)、 "FH1936" (1948)等 織田コレクション
ハンス J. ウェグナー “ベアチェア”(1951)、”FH1936” (1948)等
織田コレクション
コーア・クリント "フォーボーチェア" 1914 織田コレクション
コーア・クリント “フォーボーチェア” 1914
織田コレクション
ボーエ・モーエンセン "J39" (1944) 等 織田コレクション
ボーエ・モーエンセン “J39” (1944) 等
織田コレクション
ハンス J. ウェグナー "ベアチェア"(1951)、 "FH1936" (1948)等 織田コレクション
ハンス J. ウェグナー “ベアチェア”(1951)、”FH1936” (1948)等
織田コレクション
クリントのもとで家具デザインを学んだボーエ・モーエンセンは19世紀末に設立されたデンマーク生活協同組合連合会のオリジナル家具ブランドとして42年に設立されたFDBモブラーにおいて、庶民の為の家具をデザインしました。この代表格J39は展示とともに最後の第3章でも登場します。
ハンス J. ウェグナーのベアチェアやチャイナチェア、ザ・チェアなど、40年代から50年代にかけての作品もズラリと並びます。
クリントのもとで家具デザインを学んだボーエ・モーエンセンは19世紀末に設立されたデンマーク生活協同組合連合会のオリジナル家具ブランドとして42年に設立されたFDBモブラーにおいて、庶民の為の家具をデザインしました。この代表格J39は展示とともに最後の第3章でも登場します。
ハンス J. ウェグナーのベアチェアやチャイナチェア、ザ・チェアなど、40年代から50年代にかけての作品もズラリと並びます。
フィン・ユール "イージーチェア No.45" (1945) 織田コレクション
フィン・ユール “イージーチェア No.45” (1945) 織田コレクション
フィン・ユール "イージーチェア No.45" (1945) 織田コレクション
フィン・ユール “イージーチェア No.45” (1945) 織田コレクション
“The World of Finn Juhl”

会場はメインの第2章に移ります。今展覧会の主役、フィン・ユールはモダン家具デザインの本流から一定の距離を置き、デザインとアートの接点を模索する方向性をとります。写真の”イージーチェア No.45″はフィン・ユールの代表作であり、デンマークを代表する椅子でもあります。各パーツが極限までこだわりぬかれ美しい曲面に削り込まれているこのチェアは、「世界で最も美しい肘をもつ椅子」と言われる芸術作品です。

フィン・ユールは元々美術史家を目指していましたが父親の反対もあり王立建築アカデミー建築科に入ります。その時期に既に才能を見出されラウリッツェンの事務所に入り、カストラップ国際空港ビルやラジオハウスの設計にも携わりました。ラウリッツェンの建築事務所で設計を担当していたユールは家具デザインを本格的に学んではいない為、家具の基本構造や木材の接合方法を熟知していませんでしたが、自らの美的感覚に率直に従い自由な発想でデザインが出来たのはこの稀な背景が影響しているといえるかもしれません。

“The World of Finn Juhl”

会場はメインの第2章に移ります。今展覧会の主役、フィン・ユールはモダン家具デザインの本流から一定の距離を置き、デザインとアートの接点を模索する方向性をとります。写真の”イージーチェア No.45″はフィン・ユールの代表作であり、デンマークを代表する椅子でもあります。各パーツが極限までこだわりぬかれ美しい曲面に削り込まれているこのチェアは、「世界で最も美しい肘をもつ椅子」と言われる芸術作品です。

フィン・ユールは元々美術史家を目指していましたが父親の反対もあり王立建築アカデミー建築科に入ります。その時期に既に才能を見出されラウリッツェンの事務所に入り、カストラップ国際空港ビルやラジオハウスの設計にも携わりました。ラウリッツェンの建築事務所で設計を担当していたユールは家具デザインを本格的に学んではいない為、家具の基本構造や木材の接合方法を熟知していませんでしたが、自らの美的感覚に率直に従い自由な発想でデザインが出来たのはこの稀な背景が影響しているといえるかもしれません。

フィン・ユール "エジプシャンチェア"、"バタフライテーブル" (1949)等 織田コレクション
フィン・ユール “エジプシャンチェア”、”バタフライテーブル” (1949) 織田コレクション
フィン・ユール "ポエトソファ" (1941) 織田コレクション
フィン・ユール “ポエトソファ” (1941) 織田コレクション
フィン・ユール "エジプシャンチェア"、"バタフライテーブル" (1949)等 織田コレクション
フィン・ユール “エジプシャンチェア”、”バタフライテーブル” (1949)
織田コレクション
フィン・ユール "ポエトソファ" (1941) 織田コレクション
フィン・ユール “ポエトソファ” (1941) 織田コレクション
フィン・ユール "ボーンチェア No.44" (1944) 織田コレクション
フィン・ユール “ボーンチェア No.44” (1944) 織田コレクション
フィン・ユール "チーフテンチェア" (1949) 織田コレクション
フィン・ユール “チーフテンチェア” (1949) 織田コレクション
フィン・ユール "ボーンチェア No.44" (1944) 織田コレクション
フィン・ユール “ボーンチェア No.44” (1944) 織田コレクション
フィン・ユール "チーフテンチェア" (1949) 織田コレクション
フィン・ユール “チーフテンチェア” (1949) 織田コレクション

すぐれた家具職人のニールス・ヴォッダーを紹介されタッグを組んだことでユールはユニークな作品を世に送りだしてゆきます。40年代は両者の協力関係が充実しており、数々の名作が誕生しました。彼の作品には多彩な種類の素材が使われ、その有機的な曲線は素朴な直線が主流の中にあってとてもセンセーショナルに鮮やかに映りました。ただ、多くの工程や予算がかかるために製品化されなかった作品もあったようです。

(写真のチェア・テーブルについて)
ニールス・ヴォッダー工房から”チーフテンチェア”とともに1949年度の家具職人組合展示会に出展された”バタフライテーブル”はユールの美意識の詰まった逸品。自邸の暖炉前で使われていたという美しい形状の”ポエトソファ”は1941年の家具職人組合の展示会に出品されたユール初期の代表的な作品。ニールス・ヴォッダーによりブラジリアン・ローズウッド材で12脚のみ製作された”ボーンチェア”は、アフリカン・プリミティブ・アートの影響が表れるユールのデザインのターニングポイントになったといわれる作品と言われます。そして1949年の家具職人組合の展示会に出され、国王自らが腰かけたという逸話がある”チーフテンチェア”は、自邸の暖炉脇で使う為に作られたもの。アイデアスケッチを描き始めて16,7時間でフォルムからディテールまで全て完成したという、フィン・ユールの歴史的名作です。

すぐれた家具職人のニールス・ヴォッダーを紹介されタッグを組んだことでユールはユニークな作品を世に送りだしてゆきます。40年代は両者の協力関係が充実しており、数々の名作が誕生しました。彼の作品には多彩な種類の素材が使われ、その有機的な曲線は素朴な直線が主流の中にあってとてもセンセーショナルに鮮やかに映りました。ただ、多くの工程や予算がかかるために製品化されなかった作品もあったようです。

(写真のチェア・テーブルについて)
ニールス・ヴォッダー工房から”チーフテンチェア”とともに1949年度の家具職人組合展示会に出展された”バタフライテーブル”はユールの美意識の詰まった逸品。自邸の暖炉前で使われていたという美しい形状の”ポエトソファ”は1941年の家具職人組合の展示会に出品されたユール初期の代表的な作品。ニールス・ヴォッダーによりブラジリアン・ローズウッド材で12脚のみ製作された”ボーンチェア”は、アフリカン・プリミティブ・アートの影響が表れるユールのデザインのターニングポイントになったといわれる作品と言われます。そして1949年の家具職人組合の展示会に出され、国王自らが腰かけたという逸話がある”チーフテンチェア”は、自邸の暖炉脇で使う為に作られたもの。アイデアスケッチを描き始めて16,7時間でフォルムからディテールまで全て完成したという、フィン・ユールの歴史的名作です。

フィン・ユール "カクテルベンチ" (1951) 織田コレクション
フィン・ユール “カクテルベンチ” (1951) 織田コレクション
フィン・ユール "ソファ(プロトタイプ)" (1970) 織田コレクション
フィン・ユール “ソファ(プロトタイプ)” (1970) 織田コレクション
フィン・ユール "カクテルベンチ" (1951) 織田コレクション
フィン・ユール “カクテルベンチ” (1951) 織田コレクション
フィン・ユール "ソファ(プロトタイプ)" (1970) 織田コレクション
フィン・ユール “ソファ(プロトタイプ)” (1970) 織田コレクション
フィン・ユール "ジャパンチェア" (1957) 織田コレクション
フィン・ユール “ジャパンチェア” (1957) 織田コレクション
フィン・ユール "イージーチェア" (1955) 織田コレクション
フィン・ユール “イージーチェア” (1955) 織田コレクション
フィン・ユール "ジャパンチェア" (1957) 織田コレクション
フィン・ユール “ジャパンチェア” (1957) 織田コレクション
フィン・ユール "イージーチェア" (1955) 織田コレクション
フィン・ユール “イージーチェア” (1955) 織田コレクション

40年代後半には、家具の販売店ボヴィルケがフィン・ユールとデザイナー契約を交わし、彼のデザインした椅子の量産化モデルを下請け工場に作らせて販売し始めます。一部の家具職人からは批判を受けたこのやり方ですが、家具工房での少量生産を前提としたデンマークの伝統的な家具作りに限界を感じていたユールは容認をしたと思われます。

50年代にはアメリカで注目されるようになったデンマーク家具。特にハンス J. ウェグナーとフィン・ユールの家具は有機的で温かみがあり人気を博しました。同時にデンマークにおいても家具の量産の時代がやってきましたが伝統的な家具作りから脱却できずにいた家具工房も多く、70年代に向かいデンマークの家具業界は衰退期を迎えていったそうです。量産家具にデンマ―ク家具の未来を見出し自らも時代の変化に対応しようと努力したフィン・ユールでしたが、60年代以降の作品からは初期に発表した自らの作品を超えるものがつくられなくなります。

1989年に他界したフィン・ユールと晩年実際に会い、そのデザインと作品をこよなく愛した織田典嗣氏らによって没後1年、ユールの追悼展が行われました。このことがデンマークに伝わり、同年にコペンハーゲンでフィン・ユール展が開かれます。これが契機となり再びユールは再評価されはじめました。数多くの貴重な世界各国の家具を保有する織田コレクションは世界から評価されており、今回の展覧会にもコレクションから素晴らしい作品の数々が出品されています。

(写真のベンチ・ソファ・チェアについて)
“カクテルベンチ”は1951年にアメリカのベイカー・ファニチャー社のためにデザインされました。アメリカの上流階級の人たちに流行っていたカクテルパーティにインスパイアされて作成されたそうです。自邸ではアート作品や本を置いていたといいます。”ソファ(プロトタイプ)”は数種類の木材を使用しディテールにこだわり抜かれた作品。1脚のみ作られ自邸のリビングにて使われていたもの。日本の伝統的建築空間に強い関心を抱いていたというユールが不要な要素を取り去った”Less is more”の精神から生まれた”ジャパンチェア”には、体験コーナーで実際に座りましたがしっかりしたシートはとても居心地がよく落ち着けました。55年作成の”イージーチェア”は当時世界的に流行していた流線形のデザインが反映された、美しい2次元曲面に曲げられた肘を持つチェア。

40年代後半には、家具の販売店ボヴィルケがフィン・ユールとデザイナー契約を交わし、彼のデザインした椅子の量産化モデルを下請け工場に作らせて販売し始めます。一部の家具職人からは批判を受けたこのやり方ですが、家具工房での少量生産を前提としたデンマークの伝統的な家具作りに限界を感じていたユールは容認をしたと思われます。

50年代にはアメリカで注目されるようになったデンマーク家具。特にハンス J. ウェグナーとフィン・ユールの家具は有機的で温かみがあり人気を博しました。同時にデンマークにおいても家具の量産の時代がやってきましたが伝統的な家具作りから脱却できずにいた家具工房も多く、70年代に向かいデンマークの家具業界は衰退期を迎えていったそうです。量産家具にデンマ―ク家具の未来を見出し自らも時代の変化に対応しようと努力したフィン・ユールでしたが、60年代以降の作品からは初期に発表した自らの作品を超えるものがつくられなくなります。

1989年に他界したフィン・ユールと晩年実際に会い、そのデザインと作品をこよなく愛した織田典嗣氏らによって没後1年、ユールの追悼展が行われました。このことがデンマークに伝わり、同年にコペンハーゲンでフィン・ユール展が開かれます。これが契機となり再びユールは再評価されはじめました。数多くの貴重な世界各国の家具を保有する織田コレクションは世界から評価されており、今回の展覧会にもコレクションから素晴らしい作品の数々が出品されています。

(写真のベンチ・ソファ・チェアについて)
“カクテルベンチ”は1951年にアメリカのベイカー・ファニチャー社のためにデザインされました。アメリカの上流階級の人たちに流行っていたカクテルパーティにインスパイアされて作成されたそうです。自邸ではアート作品や本を置いていたといいます。”ソファ(プロトタイプ)”は数種類の木材を使用しディテールにこだわり抜かれた作品。1脚のみ作られ自邸のリビングにて使われていたもの。日本の伝統的建築空間に強い関心を抱いていたというユールが不要な要素を取り去った”Less is more”の精神から生まれた”ジャパンチェア”には、体験コーナーで実際に座りましたがしっかりしたシートはとても居心地がよく落ち着けました。55年作成の”イージーチェア”は当時世界的に流行していた流線形のデザインが反映された、美しい2次元曲面に曲げられた肘を持つチェア。

フィン・ユール "ベイカーソファ" (1951)、 "カクテルテーブル" (1951) 織田コレクション
フィン・ユール “ベイカーソファ” (1951)、”カクテルテーブル” (1951) 織田コレクション
フィン・ユール "ベイカーソファ" (1951)、 "カクテルテーブル" (1951) 織田コレクション
フィン・ユール “ベイカーソファ” (1951)、
“カクテルテーブル” (1951) 織田コレクション
“Experiencing Danish Design”
「そこに座る人がいなければ、椅子はただの物にすぎない。人が座ってはじめて、心地よい日用品となる」とし、独自のアプローチを貫きながらも家具として機能する椅子、を追求しつづけたユールの椅子。展示の最後、第3章では、この椅子、ベンチ達に、実際に座ることができます。
“Experiencing Danish Design”
「そこに座る人がいなければ、椅子はただの物にすぎない。人が座ってはじめて、心地よい日用品となる」とし、独自のアプローチを貫きながらも家具として機能する椅子、を追求しつづけたユールの椅子。展示の最後、第3章では、この椅子、ベンチ達に、実際に座ることができます。
フィン・ユール "ペリカンチェア" (1944) Onecollection A/S / House of Finn Juhl デニッシュインテリアス株式会社
フィン・ユール “ペリカンチェア” (1944)
Onecollection A/S / House of Finn Juhl デニッシュインテリアス株式会社
ハンス J. ウェグナー "CH410(ピーターズチェア)"、 "CH411(ピーターズテーブル)" (1944) カール・ハンセン&サン・ジャパン株式会社
ハンス J. ウェグナー “CH410(ピーターズチェア)”、”CH411(ピーターズテーブル)” (1944)
カール・ハンセン&サン・ジャパン株式会社
フィン・ユール "ペリカンチェア" (1944) Onecollection A/S / House of Finn Juhl デニッシュインテリアス株式会社
フィン・ユール “ペリカンチェア” (1944)
Onecollection A/S / House of Finn Juhl
デニッシュインテリアス株式会社
ハンス J. ウェグナー "CH410(ピーターズチェア)"、 "CH411(ピーターズテーブル)" (1944) カール・ハンセン&サン・ジャパン株式会社
ハンス J. ウェグナー “CH410(ピーターズチェア)”、
“CH411(ピーターズテーブル)” (1944)
カール・ハンセン&サン・ジャパン株式会社
また、デンマークデザインの名匠達の一度は見たことがある椅子達にも、ここで大方出会え、座れるのは貴重な機会です。モーエンセンが製作したJ39にもこちらで座れます。シェーカーチェアを参照し無駄な装飾を取り除き機能を追及したというチェアですが、シンプルな中に素材を活かした清々しい美しさがあります。
また、デンマークデザインの名匠達の一度は見たことがある椅子達にも、ここで大方出会え、座れるのは貴重な機会です。モーエンセンが製作したJ39にもこちらで座れます。シェーカーチェアを参照し無駄な装飾を取り除き機能を追及したというチェアですが、シンプルな中に素材を活かした清々しい美しさがあります。
ボーエ・モーエンセン "J39 モーエンセンチェア" (1947)、 "BM84 モーエンセンテーブル" (1958) スカンジナビアンリビング
ボーエ・モーエンセン “J39 モーエンセンチェア” (1947)、”BM84 モーエンセンテーブル” (1958) スカンジナビアンリビング
ボーエ・モーエンセン "J39 モーエンセンチェア" (1947)、 "BM84 モーエンセンテーブル" (1958) スカンジナビアンリビング
ボーエ・モーエンセン “J39 モーエンセンチェア” (1947)、
“BM84 モーエンセンテーブル” (1958)
スカンジナビアンリビング
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

お読みいただきありがとうございました。今回の記事を書かせていただく上で参考にさせていただいた、展覧会のカタログも非常に素晴らしいものでした。こちらも是非お手にとっていただきたく、展覧会の情報とともに下記にご案内致します。

東京都美術館 企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」
2022.7.23(土)~10.9(日)東京都美術館ギャラリーA・B・C
開室時間: 9:30~17:30(金曜日 9:30~20:00)(入室は閉室の30分前まで)
休室日: 月曜日、9月20日(火)※ただし、8月22日(月)、29日(月)、9月12日(月)、19日(月・祝)、26日(月)は開室
主催: 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
後援: デンマーク王国大使館
特別協力: 北海道東川町、織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合、デンマーク・デザイン・ミュージアム、ヴィルヘルム・ハンセン財団
協力: スカンジナビアンリビング、Onecollection A/S / House of Finn Juhl、デニッシュインテリアス株式会社、カール・ハンセン&サンジャパン株式会社、フリッツ・ハンセン、ルイスポールセンジャパン、レ・クリント
学術協力: 織田憲嗣(東海大学名誉教授)、多田羅景太(京都工芸繊維大学助教)
助成: 公益財団法人花王 芸術・科学財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
公式サイト:
https://www.tobikan.jp/finnjuhl

「フィン・ユールとデンマークの椅子」展覧会図録 情報
・出品されているすべての椅子の解説を掲載しています(第3章を除く)。
・表紙は、フォレストグリーン、サンドベージュ、アドリアブルーの3色をご用意しています(内容は同じです)。
【販売価格】2,900円(税込)
【販売場所】
・展覧会場 (3色。各色とも売り切れ次第終了)
・東京都美術館ミュージアムオンラインショップ (フォレストグリーンのみ。売り切れ次第終了)
https://hmm.tobi-museumshop.com/items/64305111

イル デザインでは今後も良い展示会・イベントの内容を皆様にお知らせしてゆきたいと思います。また、イル デザインは展覧会内でご紹介しましたJ39モーエンセンチェアの75周年記念イベント参加中です。
こちらにつきましては是非下記ページをご覧ください。
https://www.italia-kagu.com/pf/75th-anniversary-j39-mogensen-chair/

お読みいただきありがとうございました。今回の記事を書かせていただく上で参考にさせていただいた、展覧会のカタログも非常に素晴らしいものでした。こちらも是非お手にとっていただきたく、展覧会の情報とともに下記にご案内致します。

東京都美術館 企画展
「フィン・ユールとデンマークの椅子」

2022.7.23(土)~10.9(日)東京都美術館ギャラリーA・B・C
開室時間: 9:30~17:30(金曜日 9:30~20:00)(入室は閉室の30分前まで)
休室日: 月曜日、9月20日(火)※ただし、8月22日(月)、29日(月)、9月12日(月)、19日(月・祝)、26日(月)は開室
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
後援:デンマーク王国大使館
特別協力:北海道東川町、織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合、デンマーク・デザイン・ミュージアム、ヴィルヘルム・ハンセン財団
協力:スカンジナビアンリビング、Onecollection A/S / House of Finn Juhl、デニッシュインテリアス株式会社、カール・ハンセン&サンジャパン株式会社、フリッツ・ハンセン、ルイスポールセンジャパン、レ・クリント
学術協力: 織田憲嗣(東海大学名誉教授)、多田羅景太(京都工芸繊維大学助教)
助成: 公益財団法人花王 芸術・科学財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
公式サイト:
https://www.tobikan.jp/finnjuhl

「フィン・ユールとデンマークの椅子」展覧会図録
情報

・出品されているすべての椅子の解説を掲載しています(第3章を除く)。
・表紙は、フォレストグリーン、サンドベージュ、アドリアブルーの3色をご用意しています(内容は同じです)。
【販売価格】2,900円(税込)
【販売場所】
・展覧会場 (3色。各色とも売り切れ次第終了)
・東京都美術館ミュージアムオンラインショップ (フォレストグリーンのみ。売り切れ次第終了)
https://hmm.tobi-museumshop.com/items/64305111

イル デザインでは今後も良い展示会・イベントの内容を皆様にお知らせしてゆきたいと思います。また、イル デザインは展覧会内でご紹介しましたJ39モーエンセンチェアの75周年記念イベント参加中です。
こちらにつきましては是非下記ページをご覧ください。
https://www.italia-kagu.com/pf/75th-anniversary-j39-mogensen-chair/